Vimでref.vimを使って英辞郎で英単語をただちに検索する
昨日、Vimのref.vimを書いた。今日も同じくref.vimプラグインを使って、英和・和英辞書検索サービスの英辞郎 on the Webを利用して、英単語をただちに検索(和英も可)するための導入手順を書いてみる。といっても、Vim上で使用するテキストブラウザーをインストールできれば、この辞書検索はすぐに使えるようになる。
注意点として、前回のRubyのリファレンスは、ローカルにデータがあったのでネットにつながっていなくても利用できたけど、今回のは英辞郎 on the Webのサイトに接続して検索するので、オフラインでは利用できない。
今回も前回と同様に、下記のテキストブラウザー導入前にVim側ではref.vimが使用可能な状態になっていることが前提。
Macの場合
- MacPortsやHomebrewを使って、elinks、w3m、links、lynxいずれかのテキストブラウザーをインストールする^1
- 今回は、Homebrewを使ってw3mをインストールした
$ brew install w3m
- Vimから適当に英単語を検索
:Ref alc hello
してみて検索結果が出てきたら設定完了!!
Windowsの場合
- Lynx for Win32から「Lynx286rel4THjp.exe 日本語環境用設定版 インストーラ」をダウンロードして、適当なディレクトリにインストールする
- ここでのインストール場所ではLynxを使わないのでどこでもおk
- インストール完了後、一度Lynxを起動して、正常に起動することを確認する
- この初回起動時に、Lynxの設定ファイル
lynx.cfg
が同一ディレクトリ内に自動生成される
- この初回起動時に、Lynxの設定ファイル
- インストールしたディレクトリ[^2]から
lynx.exe
とlynx.cfg
の2ファイルをコピーして、Vimのディレクトリ[^3]にペーストする - Vimから適当に英単語を検索
:Ref alc hello
してみて検索結果が出てきたら設定完了!!
.vimrcでの設定
.vimrc
では、表示する行数や文字コードなどを設定できる。表示する行数は、自分の場合は39行目あたりが丁度よかった。文字コードは、自分の環境の場合はUTF-8をデフォルト値[^4]に設定している影響で、WindowsではShift-JISを指定しないと文字化けする。
""" ref.vim
nmap ,ra :<C-u>Ref alc<Space>
let g:ref_alc_start_linenumber = 39 " 表示する行数
let g:ref_alc_encoding = 'Shift-JIS' " 文字化けするならここで文字コードを指定してみる
この設定の場合だと、ノーマルモードで,ra hello
とすれば、今までの例と同じように英辞郎 on the Webで「hello」を辞書検索できる。
Vimでref.vimを使ってRubyのリファレンスをただちに検索する Windows上でref-alcを使う - ::Eldesh a b = LEFT a | RIGHT b
[^2]: デフォルトではC:\Program Files\Lynx for Win32
[^3]: gvim.exeと同じ階層
[^4]: set encoding=utf-8