前回、前々回でRubyのリファレンスと、英辞郎 on the Webで英単語を検索する方法を書いたので、今回は自分がref.vimで使っている3つ目(最後)の検索ソース、PHPリファレンスの導入手順も備忘録。
上記はref.vimで:Ref phpmanual htmlspecialchars
を実行した結果のキャプチャ画像。
ワイルドカードが使える
個人的にPHPは、今のところRubyほど書く頻度は多く無いので、関数がうろ覚えで「mb_・・・なんだっけ?」とか思い出せないことがよくあって、そんな時にref.vimはワイルドカードを使って:Ref phpmanual mb_*
とできるのですごく重宝している。以下のキャプチャはその実行結果(の一部)で、mb_*
な関数がズラーッとリストアップされている。ここから目的の関数名を選んでエンターを押せば、その関数のリファレンスが表示される。
ブラウザーのアドレスバーにphp.net/mb_
と入力してネットで検索しても似たようなことができるけど、ref.vimならVimで完結できることと、オフラインでも使えるのが大きなメリット。今回も前回・前々回と同様に、下記のPHPリファレンス導入前にVim側ではref.vimが使用可能な状態になっていることが前提。
PHPリファレンスの導入(Mac/Windowsでほぼ共通)
- PHPリファレンスを検索する場合もテキストブラウザーの導入が必要なので、英辞郎で英単語を検索する記事を参考にテキストブラウザーをインストールする
- ここから「Japanese」の「Many HTML files」のtar.gzファイル(PHPリファレンスのHTML群を圧縮したもの)をダウンロードして解凍する
- 適当な場所に配置する(例:
D:\Documents\phpmanual
)- 配置するパスには、空白や日本語が含まれないのが(試してないけど)たぶん好ましい
- .vimrcで、その配置した場所を指定する
let g:ref_phpmanual_path = 'D:\Documents\phpmanual'
- Vimから適当にPHPの関数を検索
:Ref phpmanual htmlspecialchars
してみて、冒頭のキャプチャ画像のようなそれっぽいページが出てきたら設定完了!!
.vimrcでの設定
PHPリファレンスの場合は、上述のファイルへのパス以外は特に設定する項目は無いので、あとはショートカットの割り当てくらい。PHPリファレンスの場合、コマンド名(phpmanual)部分が長いのでショートカット割り当てはほぼ必須。
""" ref.vim
nmap ,rp :<C-u>Ref phpmanual<Space>
let g:ref_phpmanual_path = 'D:\Documents\phpmanual'
この設定の場合だと、ノーマルモードで,rp htmlspecialchars
または,rp htmlsp*
として一覧から関数名を選択すれば、今までの例と同じようにPHPリファレンスでhtmlspecialchars
を検索できる。
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